2012年11月26日月曜日

小さい冬みつけた


いつもこの時期は、おかげさまで気づいたら年末を迎える事ができるくらい
多忙でいられる。
いつのまにか紅葉が終わりかけていてびっくりする。
日々もう少し上を向いて歩けたら変化に気づけるだろう。

渋く地元の溜め池や山寺なんかを歩いてみる事にした。
常駐しているスタジオはお客さんや機材の健康を考えて一定の気温に保たれているので、
改めて、日中の外の冷気に驚いた。もう冬やん!!


夏は青々としていた木々も、すっかり枝だけだったり紅葉が進んでいたり。
小さい秋を見つけるつもりが、冬支度を見つけたようだった。



河内長野市 延命寺
南大阪は風光明媚が売りだと思う。
車で少し走れば、素晴らしいロケーションに立つことができる。








気温はどんどん下がって、木々は葉を落として、色彩も死に向かう寒々しい季節だからこそ
命の暖かみをしっかり感じることができる。
冷気を肺一杯に吸い込んで、暖かい空気を吐き出す。
夏は呼吸すら嫌になるけど、
これからの季節は心の底に熱を以てわくわくできる好いシーズンだと思う。


トラちゃん写真館 【七五三】今だけ外出 3〜7歳 ¥10,500 均一 ※11月まで限定
〒589-0005 大阪狭山市東茱萸木1-613-1
OPEN 10:00A.M.  CLOSE  6:00P.M.
TELL 072-367-4883 mail  toracyan01@gmail.com

2012年11月24日土曜日

ぶらぶらと


休日散歩

先日は大阪市内をぶらぶらと。
都会で秋だねぇ~と感じるのもいいねと
難波から上町台地にあがって、大阪城まで歩いてみた。

説明を追加

ミナミから上町に行くときは決まって必ず選ぶ道。
大阪七坂の一つ。この坂には因縁があって
写真を始めたばかりの本当に若い頃、
夜な夜な一人でここに座って考え事していた思い出の場所。
ある時は、この道を選んだ事の振り返りと、
また、さてこれからどうやっていくものか、と考えて途方に暮れたり。
またある時は、同じように悩み苦しむ友の声を聴いたり、
ここでしゃべれば少し気が楽になれば救いだよな
ーと、よく足が向かう場所だった。
…今思えば、ただの不審者ですやん。

このあたりは、歓楽街(ピンク街)とお寺と神社とが混然としていて、
まさに生から死までを考えさせられる、
人間の煩悩そのものを体現したかのようなカオスな町の作りをしている。
辺りをよくよく見回さなければ、道は石畳だし、寺院からのお線香の匂いがする閑静な一帯なのだけど。

ここで早めに昼休憩。台湾料理 蘭亭
谷町九丁目の駅から地上に上がってすぐ。千日前筋の北側。

蘭亭定食(¥1100)は酢豚にチャーハンにサラダに台湾ラーメンと豪華セットで、
どれを食べても旨い味付けなのだけど、
台湾ラーメンが特に絶品。唐辛子が怨念のようにたっぷり入っている。
唐辛子のスープは気を抜くと咳き込むほどの辛さだけど、旨味の中毒性が高い。

酢豚も、次回は大皿で食べてみたい。
餡でドロドロにはなっていないサラサラのタイプなのが面白い。
中華系料理=とりあえず脂っこくやっといて最後は片栗粉でドロドロしとけばいいや、
という感覚が間違っていることに気づいた。

唐辛子の余韻が残ったまま、谷町筋の東側を北上する。
目指すは、そろそろ紅葉鮮やかかな大阪城まで。

細い路地と古い建物と。
下町の風情が残っているけど、静かで小汚い感じはしないのが上町エリアの魅力。
知っているだけでもマンションが増えた。
元々『大』『坂』と呼ばれるに至ったほど、
起伏に富んだ立体的な地形だったはずなのに、
元々あったその土地の形が解らなくなってきている。
個性的な建物が更地になり、同じような形のビルばっかり建っていく。
日本全国、どこを歩いても既視感だらけの画一的な景色になる日も近いと思う。

暮らしが便利になるのだろうし、人も増えていい事なのかもしれないけど、
例えば条例で都市開発をガチガチに縛って、
古い町を維持しつつ美観を追求することもできるだろうに、
大都市=大規模開発 は安直すぎるように思う。
まるでマンションを建て続けなければ町が生存できないようにも見える。
高層の不動産を作れば、土地の所有者のお財布が潤うのだろうけれど、
人口は減少していくというのに、こういう開発は明日を見た選択では無い。
頭の中は銭勘定。
この町の100年後を考えると寂しく思う。

道路のど真ん中に、もともとは何の神様か、
もうはっきりしない社を今でも残しておられる。地元の住民の方の努力の成果。

人間の栄盛 我知らず。
高層建物の隙間に残る、古い道路で昼寝をする猫。
大事に乗られている骨董級の車の上で昼寝をする猫。
くだらない事をいつも考える僕は、何も考えてない彼らが好きだ。


大阪城公園に到着。
毛虫が大嫌いな僕にとって秋の広葉樹の下を歩く事がとても危険だという事を、
到着してから思い出す。目の前にぶら下がってくるなら、気を失いかねない。
大阪市の処置が徹底されている事を信じながら恐る恐る歩いた。

既に日は傾いていて、荘厳な石垣が斜陽によって美しく映る。
大阪城は石垣こそ観る楽しみがあると思う。

大昔に積み上げられた石垣。
時を超えて、いつまでも在り続けられる事は、偉業だと思う。
地平に乱立する僕らが必死に作りまくっている鉄筋コンクリートの建物は、
同じようになれるのだろうか。

時代が変わっても風化する事無く、ずっと変わらずに在り続けるものを僕も作り続けたいと思う。



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2012年11月4日日曜日

花の町

毎年この時期に万博公園のコスモスの丘に行く。
コスモスは今が旬!
決まって毎年、思っている以上の寒さにやられて帰宅すると風邪を持って帰っている。

暑くてジメジメした夏の鬱陶しさも、この寒さですっかり忘れ去ってしまう。

とても清々しい空と、暖かい太陽の公園はとても気持ちが良いロケーション。
ふと『北風と太陽』を思い出す。
僕は「寒いね!!う〜、寒い!!」と言いながらも、
寒さにはかなり耐えられる肉体です。
逆に、夏の暑さには耐えられない。


コスモスの丘までの道中も、とても気持ち良い景色が続くので、時間を意識せずに
思うがままに足を進める。

コスモスの丘。

見に来た人々は、思い思いに時間を過ごしている。
ここは幸せな空気で満たされている空間だ。

誰かが、花を愛でる気持ちがある町は、とても美しい町だと言っていたのを思い出した。

現地は今が満開!




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2012年10月31日水曜日

BIG BELLY MAN〜アメリカン ハンバーガー 堺 深井

結婚式でハワイへ行った時、本場アメリカの調理スタンスのハンバーガーにハマって、
毎昼飽きずに食べていた。スーパーサイズ ミー。

アメリカンなハンバーガーって何?という話になるけど、
そもそも某M社や某バーガー王様社など、元々アメリカからやってきたものなので、ハンバーガー=アメリカン であって、アメリカンハンバーガーなんて括りには疑問がある。

大手さんとの違いは「パティがジューシー!肉を食ってるぞ!感が大きい」とか、
「パンにそれぞれ特徴があって、パンやトッピングもオイシイ!」などの声を聞く。
お店側としても「オーダーを受けてから焼きます」を徹底されており、
焼きたてのハンバーガーを想像しながら待つことになる。
これはもうファーストフードではない。立派なアメリカ料理かもしれない。

地元でそういう本格的なお店があったらいいのにな、と思いながら
日々走ってる道沿いに星条旗とハンバーガーの看板が立っている事に在る時、気づいた。何回も走ってるのに注意深く見ておくもんだ。
先日ようやく念願のイートイン。
お店の名前は『BIG BELLY MAN』 …太っ腹兄さん?違うか、満腹野郎って事?

府道36号線(狭い方)沿い、泉北一号線を潜った所の角にあるお店。
ちなみに、もっと大きい道があるだろうに、僕はこの狭い方の府道36号がなぜかとても大好きで、かなりの頻度で通る道だ。
ちなみに我がお店がある国道310号線はあまり好きくない。

このお店の一点だけUSA!USA!USA!な雰囲気になっているので、
見回してたらすぐに見つかるはず。
基本的に一帯は・・・・なんというか、とてもファジーな地方の景色だ。

店内も、とてもアメリカン。この色彩感覚が最高に好きだ。
「二階が広いっす!」 とのことで二階に案内していただいた。
前述の外の景色も相まって、ここはアメリカのフリーウェイ脇のダイナー!?
を思わせる景色。


メニューと睨めっこ
初めてのお店ではそのお店の一番ベーシックなものをオーダーする
がポリシーなので、迷わずにメニューの最初にあったBBQバーガーをお願いした。

待つ事しばらく。
オニオンフライは大好きなので追加で頼んだサイドメニュー。
おお!ちょうど良い大きさ!
直径12センチくらいのパンに肉がハミ出す大ボリューム
パンもグリルの跡が頭に付いていて、サックサク フワッフワでとても好い食感。

チーズの色がまた、食欲をそそる。
ソースはBBQソース。甘みと辛みが丁度良い、味付けも控えめ。
「ソースは飾りだ!肉を食え!」というハンバーガーの声が聞こえてきそう。
肉質は柔らかめウェルダン。固めも柔らかめも、どちらも好きだ。
オアフでひき肉料理を頼んだ時に、ミディアムレアで出されてびっくりしたのだけど、
慣れたらハマってしまって、全く抵抗が無くなってしまっていた。

流石に日本の衛生管理では、ミディアムレアで出すわけには行かない。
柔らかい中でも、しっかりと肉の味が染み出る焼き。

一度かぶりついたら会話も忘れて食い続けてしまう魅力があるこのハンバーガー。

実は、ほぼ同時期に、河内天美にもUSA!なハンバーガーのお店がある事に気づいたので、
また別の日に行ってみたいと思っている。
南大阪ご当地グルメがハンバーガーになったら面白いんだけどなあ
—とか思ってみたりする。

最近、ご近所で大好きだったお店が遠くへ移転されたり、惜しまれながら畳まれる事が多く、町が寂しくなっていく印象がある。
それを自然淘汰と言われてしまうのは、とても辛い。
大型店やチェーン店が近場にできてしまうと、それに対抗できるほどの体力は、僕たち個人でがんばっている店舗ではなかなか難しい。
同じように地元密着で戦っている僕自身にも、厳しい現実がある。

みなさんを応援するつもりで、
欲しいのは一過性の流行じゃなくて、これからもずっと食べ続けられる状態だから、
僕は常食にしたいくらいなので、愛を以て通い続けたいと思う。

旨い物で腹を満たす事に勝る幸福は無し。これがBIG BELLY MANの真髄かも。








2012年10月13日土曜日

大阪散歩 中之島公園


暑い日が続いたり、台風が来たりで、夏も長いなあーと思っていたけれど、
気づいてみたら、秋の空色になっていた。


先日、数年ぶりに 昼の中之島エリアを歩いてみた。


淀屋橋〜天満橋の大川の中洲の中之島は、市役所や中央公会堂など、明治の昔から整備されていて、
ここに何本もかかる橋の近代建築の意匠も相まって、
さながらヨーロッパの市街地のよう…にも見えなくもない。目を細めれば、そう見えるかも。


谷町に住んでいた頃は、アクセスも容易だったこともあって、よく自転車で通っていた。
中之島から天満橋、谷町から天王寺へと伸びる上町台地一帯は、
ミナミ〜キタのような繁華街的な騒々しさからは少し離れた、
上品な上方モダニズムを感じるこの一帯が、昔から気に入っている。
近代建築が残るモダンなエリアといっても、大阪市内中心部は、大阪大空襲でほとんど焼け崩れたし、
高度経済成長期の開発で、どの都市部でも見られる鉄筋コンクリートのビルが連なる既視感たっぷりの街になっているので、現代的な都市の中に点のように散らばっている遺産を巡ることで、かろうじて楽しむ事ができる。

建築散歩はまた別の機会に、今日は中之島の大半を占める公園地区を歩いた。

中之島は川沿いに遊歩道が整備されていて、緑化されているので涼しい風と緑で満たされていて、
都会の中の休憩地としては最高のロケーションだと思う。
以前はアウトローなオッチャンが縦横無尽に生活していた記憶があったけど、
公園整備に伴って彼らの存在も無かった事になっている。
今では家族で訪ねても安心して楽しめる市民憩いの場になっている。

この遊歩道からは運河を往来する船を間近で見ることができるし、

道頓堀などと比べれば、ずっと水都大阪の名残を感じられると思う。
ここに架かる橋も、ひとつひとつの意匠が大変に凝っていて、
それを見て回るだけでも面白いかもしれない。


遊歩道は中之島中央公会堂で広場になって、さらに先にあるバラ園に続いている。

ちょうど見頃 満開のバラを楽しむ事ができた。
芝生で寝転んでる人、スケッチする人、写真撮る人、
休憩してる人。ここではゆっくり時間を楽しめる。
バラが品種改良された年代別で植えられている。誕生年のレリーフが可愛らしい。


バラ園を抜けると、北浜〜天満橋エリア。
一面天然芝の広場になっていて、とても開放的な場所になっていた。
大阪の都心部にいることすら忘れてしまうほどの静かさ。


今日はここまでで休憩。




[今日の渾身の1枚] バラをこうやるとは・・・病んでるね。





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2012年10月6日土曜日

七五三はじめました

七五三の写真って、どういうのがあるの?

問い合わせも増えるこのシーズン、
そもそも七五三って何?
七五三っていうのは、3歳、5歳、7歳の成長をお祝いする日として定着している。
11月の15日が実は七五三の日で、
『生類憐みの令』でお馴染みがの徳川綱吉が、長男の徳松の健康を祈ったのが、
11月15日だったことから、子供の成長の祝いをする習慣が広まったーとか。

この七五三、それぞれの節目にテーマがあって、
・3歳は、髪を伸ばす
・5歳は、袴を着ける(男の子は)
・7歳は、大人と同じ仕立ての着物を着る
など、大人の階段を少しずつ登りながらお祝いをしていく。
『袴』や『着物』など、上記の武家の代表、徳松の健康祝いに因んだような内容になっている。

関西では、この上、13歳を迎えたときに、十三詣りをする風習も残っている。

そもそも子供がなかなか成長できずに、病気などで命を落とす時代ではあった、とか。
今の時代からはとても想像できない。

まだまだ小さいのに一生懸命元気な子供さんが、少しだけ大人な姿を両親に見せる、
この大切な節目は、とても嬉しいはずで、きっと親御さんにとっても感慨深い日だし、
こうやって写真に撮らないと!と思った親御さんのお子さんへの絶対的な愛情の深さが大変染みる。

僕には子供がいないけれど、僕たち大人は、
こんなに素直に生きてる子達が、素直に笑って過ごせる場所を
作って行かないといけないんだと 少し責任感を持つ。



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2012年8月21日火曜日

遠雷と夏の末

晩夏ーと呼ぶにはまだまだ気温が猛威を振るっているけれど、
今週から定例のように夕方にスコールがある。
北の空を見たら形の整った入道雲が起きていた。


皆様、暑さ対策は万全に。


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2012年8月3日金曜日

花火

先日8/1は PL教祖祭花火芸術―人呼んで「PLの花火」があり、
南河内の夜空が絢爛豪華に染め上げられた。

普段は大人しい(閑散とすらしている)大和川以南のベッドタウンだけど、
この時は南海高野線も近鉄長野線もヒートアップする。
大阪狭山市駅や金剛駅など、僕ら西側から見ようとする人たちで行列が出来る。

地元民の僕も、帰宅すると急いで荷物をまとめて、一番良く見える場所を見当つけて旅立つ。
折りたたみイス、食料、水、酒、シート、箸etcかなり重装備。
道中出会った今日ご来館いただいたお客さんと再会すると、
開口一番「えらい装備やな・・・どこ行くん・・・?」と呆れられたほどだ。
僕個人的には、何かのスポーツか行軍練習とでも思っている。


1時間歩いて目的地を見定めて、場所を確保する。
いつも歩く一帯は通行止めになっていて、
道いっぱいに人々が思い思いに陣取って、わいわい楽しんでいる。
花火打ち上げは20:00前後だけど、その前の時間の、
このお祭りな雰囲気が僕も、そこにいる人たちも、たまらなく好きなんだろう。
僕自身も始まる前に酒をあけた。
例えば世界的な観光地のハワイ オアフ島は市中の飲酒が禁止。
夕日のビーチや素敵な景色の前で一杯♪ と乙なことをやれるのは貴重なのかも。

絶える事が無い人々の往来をよそ目に、飲み食いしていたらほどなく時計が8時。
花火が始まる。ここから、小休止などを入れつつも長い時間、
大量に打ち上げ続けるのだから、凄い。


一発一発 ではなく、一度にドバーっ と打ちあがっていく。
花火は一輪一輪 雅に夜空に描く線を追ってこそ 乙 
とか思っているとカルチャーショックを受ける。
オリンピックの開会式を超えてる火薬量。

今年は南で台風が発生したこともあってか、風が強い日だった。
おかげで終始美しい大輪を拝むことができた。
場所の問題もあるが、打ち上げポイントからおおよそ西側から見ようとすると、
煙で半分も見えない年もある。観る場所が打ち上げポイントから近いと、
煙たくなることもあった。


これは、何も事故があったわけじゃなくて、PL花火のクライマックスといえば、
昼のように明るくなる一瞬。初めて観たときは大興奮し、
以来これを観ずしてPL花火語る無かれと思うファンの一人。


都市伝説のように「打ち上げ数 百万発」とか語られそうな勢いだけど、
wikipediaによれば20,000発 メディアによっては25,000発
隅田川が20,000~22,000発とあるので、疑わしいが・・・恐るべしPL・・・

ちなみに、故郷 広島県尾道市の情緒豊かな花火大会、
「おのみち住吉花火まつり」は13,000発ということだ。

花火が終わり、夜9時を過ぎると帰宅ラッシュでまた混雑する。
近道の住宅地を縫って帰宅するけど、興奮は抑えて、閑静な住宅地なので静かに移動する。


祭りの後、それほど治安が悪化しないのは、地元警察の方がシッカリされているからだ。
彼らは花火打ち上げ中も、花火に背を向けて観客を整理していたし、仕事だから当たり前とはいえ、祭り気分最高潮、半分酔っ払いの僕たち市民を前に毅然と構えていらっしゃる姿に安心感を得ることが出来る。

帰り道も、あまりゴミで散らからないのは地元に暮らす皆様がシッカリ管理されている証。
かなりの量のゴミが出ているはずなんだけど、PLさんがまとめて処理されているんだろうか、自治体ごとに任されているんだろうか。

僕の行動範囲だけで言えることかもしれないけれど、観覧者は非常に多いが、それほどモラルの低い状況に出会ったことは無い。
これほど規模が大きいと、管理運営も大変だろうに。


8/1から、南河内の夏がはじまる。

長い夏休み、どこかで写真を撮ろうと思ったら、寄り道してください。


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2012年7月31日火曜日

お客様にはこの隠れ家で、心からリラックスして過ごしていただきたいので云々 【内心】(あの高山さんが、キター!!!!ワー!!スゲー!!!)

南大阪の片田舎に産声を上げて はや半世紀・・・・

ついにテレビで拝見するお客様がご来館。

高山トモヒロさん ご家族。
お嬢さんの光永(ひなた)さんの成人式の記念写真でご来館。

これは、当方 まさに歴史的な出来事。これは、もう伝説。

しかし、縁もゆかりもないところを、何故、ウチ?
ホームページを観て、問合せて―という、ごく自然な流れで決めていただけたという。

当館ホームページについては、目下奮闘中で、
競合他社が多すぎる 価格で負ける 知名度で負ける 都会と比べてアクセスの不便さで負ける、など多くの問題点を抱えている。
でも地元の方には愛されている! と思いたい。
インターネット社会になって、それこそ全国区からお客さんが探される事があり、そこで一歩先、よし、ここにお願いしよう!という結論に至っていただくような工夫を常々考えている。

個人で作っているホームページで、観辛い点なんかも多いところを、よくぞ発見していただけました。


スタッフ一同 もう当然の如く舞い上がったのだけど、
のんびりとゆっくりと時間を過ごしていただきたいというスタンスを徹底する。
日々テレビで活躍されておられても、今日はオフ。
都会の喧騒から離れて、遠路 南のこの地まで足を運んでいただいているのだから、
きっとワーキャー言わないで 自然に過ごしていただいた方がいいに違いない
そう思いつつ、心はすっかり舞い上がっているのだけれど。

さすがプロフェッショナルだけあって、立ち姿、目線、完璧すぎて撮影がスムーズに進行して、
あっちゅーまに終わってしまった感が・・・

ご家族写真もご希望いただけたので撮影した。
忙しくて、なかなか家族が集まらない。
ちょっとした何かのタイミングで、家族が集まるようだったら、その都度、写真は残していきたい。
iphoneでもいいし、ちょっと良いデジカメで撮ってもいい。
写真館でちゃんと写真を撮るのは尚の事いいけど、
撮影にはウチを使ってくれ~!!は置いておいて・・・
誰かと時間を共有できた事、それは小さくても『記念』なので、必ず撮って、
さらに写真に焼いて、形に残しておいたほうが幸せだと思う。

ポジティブな時に限らず、入院した、骨折した とかちょっとネガティブな時でも。
その写真を、少し時間が経ってから、ふらっと見たときに、
写真の中の誰かと今は疎通だったり、ケンカしていたりしていても、
根底でしっかり結ばれた繋がりを再確認できるはずなので。

たくさんのご家族、人と人のその瞬間に立ち会えている僕たち写真家は、
素晴らしい瞬間に立ち会うことができているのだ。


おこがましくも、「一緒に写真をー」をお願いして、1枚撮影していただいた。
やっべー俺一緒に入ってる!! 隣がテレビでしか見たことがない高山さんだし!!
前、新星の光永さんだし!!・・・・で、緊張のあまり足釣ってます。




今日の主役、光永(ひなた)さんのブログ。ウチのブログよりも大繁盛はあたりまえ。
レポートの写真までいっぱい載せていただいて(感涙



よしもと芸人 光永の「大学生になりましてん。」
http://hinata.laff.jp/blog/


トラちゃん写真館は、高山家みなさまを 全力で応援しております。



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2012年7月29日日曜日

贅沢な時間の使い方

僕達は、時々大きな消費の渦の中にいるような気がして眩暈することがある。
不景気で消費が落ち込んでいる―なので余計に力を入れて消費を喚起するのか。

テレビを見ていても、今夏オープンの都会のアトラクションの紹介や大型ショッピングモール、デパートのセールなど、貧乏人の財布を根こそぎ逝く勢いの広告で飽和しているし、雑誌は殆ど商品の広告みたいな内容ばかりだし、ネットで調べ物をしていると、ショッピングサイトの掲載が目に煩い。


僕自身も、商品をお客はんに提供し、納得して買っていただくことで明日のご飯を頂いている身分なので、それを根本から否定するわけではない。
でも、必要以上に物量を得ようとする社会と、少し距離を置いてもいいんじゃないかと思っている。
大消費の世界に身を投じるのもストレス発散になる方も多いだろうけど、希少な休日を、ネットも繋がっていないところに行って、一度深呼吸してバランスを整えるようなライフスタイルも乙だと思う。

先日の休みに、ご近所 滝畑ダム上流のキャンプ場に車を進めた。
滝畑ダムの上流は、オートキャンプで有名な光滝キャンプ場などがある。
僕もよく行くけど、実は夏の風物詩 心霊スポットでもあると最近知った。
どうりで帰宅すると右肩に違和感を感じてきたわけだ。
滝畑ダム近辺のキャンプ場の魅力は、なんといっても水辺が本当に近い河原で設営できる点。


僕は金剛・葛城山系の裾に広がる丘陵地帯に住んでいる。さらに奥には紀伊山地が横たわっている。このあたりは都市部と違って少し車で走れば風光明媚を独り占めできる。
北摂は神戸にも京都にもアクセスが容易な点が羨ましいけど、
こちらは吉野も高野山も想像以上に近い点が魅力。移住してから知った。

記録的猛暑日が続くこの季節、現地ははオンシーズンで、バーベキュー目的でやってくる人で賑わっていた。焼肉の匂いが山全体を燻しているようだった。
例え焼肉であっても、幸福を得るために、わざわざ生活が不便な地域に行って、暑い中、火を起こしてみんなで火を囲む 思い思いにのんびりする原始的なスタンスを選んでいることは、能動的生産活動ができていると思う。

僕達の持ち物は、折りたたみイス一脚に本が一冊。
ゴミを大量に出すバーべキューをしに来たわけではないけど、昼過ぎに来て、どうせ数時間で帰るけど、駐車場利用料と景観維持費で¥1,000 こういう平等なところに少し柔軟性を要求したいけど、この景色と時間を買っている と思えば と無理やり納得する。
ここは文句のひとつ言わないで清々しく利用するのが紳士かもしれない。

クーラーの効いた自宅でもできる事を、時間に追われる事も無く、
沢の浅いところにイスを置いて、足を水に浸して止め処なく流れる水の音、
カジカのさえずりをBGMにゆっくり時間を味わった。
夕方にはカジカからヒグラシにBGMが変わって、とても心地よかった。

持ってきたペットボトルのお茶は川の水で冷やしていただいた。
自然な冷感が体に丁度いい。

帰る時に、駐車場脇のゴミ捨て場にバーベキューのゴミが溢れていた。
自治体?運営サイドも、ゴミ捨て場を御丁寧に設置せず、各自持ち帰りにしたらいいのに。
そういえば、上流の光滝キャンプ場からか、カップ麺の容器が流れてきた。

能動的生産活動に感心はしたけど、最後に撤回。
のんびりスローに生きるために、自然を少しだけ間借りしている僕たちは、
自分達の当たり前を、押し付けてはいけないだろう。



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2012年4月14日土曜日

桜のシーズンも終わり

もう今週一杯で近郊の桜も旬を過ぎるような・・・
今年観に行った桜は以下の四ヶ所

【富田林市】 石川土手、滝谷不動

【堺市】 大泉緑地公園

【太子町】近つ飛鳥 風土記の丘

特にココ!!っていう名所ではなく、地元の方ぞよく知るローカルな愉しみスポットですね。

この時期、過ぎるのも早いから、桜舞い散る頃が一番切なくなりますね。
ああ、また来年か、来年はどこで花見しようかな、と花より団子な心です。













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2012年4月9日月曜日

一瞬の彩。墨絵のような淡さ、散る時も美しく。

僕は、青々と茂る桜の木が大変に嫌いです。
というのも、桜が葉を付けてからは、どれだけ秀でた自治体が頑張っていただいても、毛虫の発生は抑えられないし、体の1/100にも満たない動きも鈍い小さな虫1匹、僕にとっては大変な脅威であり、大きなトラウマ。
大量発生などの現場に居合わせでもしたら、過呼吸で斃れてしまえる自信があります。



しかし開花シーズンは、持ち前の乏しい感受でも感動と高揚を得られるし、感傷に浸れる点がとても好き。
勤勉さが売りの日本人では珍しく、桜をネタに昼間から酒を飲み、文字通り飲んだ暮れることができる希少な期間、精神的にもそういった安らぎがありますね。



自身、内心はせっかちな人間なので、3月も半ばを過ぎると桜の開花が待ち遠しくなって、
桜を注視しながら歩くようになっています
4月に入ると、次々と行事が重なっていきます入園、入学、入社、新体制、新年度―
新しく慌しい毎日と、満開の桜のビジュアルが並行してイメージされる年間でも稀に見る“ハレ”な時期。
仕事的にも、3月末からは入学や入園の記念写真を撮りに来ていただけるお客様で賑わうので、
おかげさまで忙々と働いていると、早よ咲けという願いなど知らぬ顔で開こうとしない蕾の事など忘れてしまって、いつもの帰宅道で、桜が満開になっていることに気付いて、多忙に時間を回転させていた足を、少し止めて見上げる。そういえばいつも咲く瞬間に居合わせたことがありません。






写真は、地元南河内は石川の土手沿い@富田林市内
桜の名所や見所をネットで検索するのも速くて便利だけど、歩いていける自分の生活圏に、
美しい景色がこの季節だけ出現します。一度歩き回って自分の目で探してみるのも一興です。






ちょうどこの時期に、お釈迦さんが生まれたといわれており、「潅仏会」という仏教行事が行われます。
仏教に詳しくなくても、浄土真宗系の幼稚園や保育園などで幼年時代を過ごされた方なら、「はなまつり」の方が馴染みがあるかもしれない。子供達も甘茶を飲んで、稚児行列など、とても趣き深く、お釈迦さんと、祝福された子供達にスポットライトが当たる可愛らしい和風なイベントです。




桜といえば、多く和歌に詠まれています。


ねかはくは 花のしたにて 春しなん そのきさらきの もちつきのころ
                                        ―西行
あ、結構ヘヴィな・・・。 桜の下で、春に「死なん」とは。死と対峙している晩年の歌です。
可憐で、美しくも、どこか浮世離れした風情があるのが桜の花ですね。






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